しばらく多忙(?)で放置しておりましたが、自分がどのレンズを所有しているのかさえ定かではなくなりましたので、一念発起して、保管庫から引っ張り出してきました。お、重い……。
コンプリートした、と以前申し上げた、ミュンヘン時代のschacht のレンズです。
左から、Travegon 135/f4.5(M42) 、Albinar 135/f4.5(Exakta)、Travenar 135/f3.5(Exakta) 、Travenar 50/f2.8(Exakta) 、Travenar 85/f2.8 (LTM) 、Travenar 85/f2,8(Exakta) です。
この時代から、ライカ用のM39マウントのレンズは、Exakta などに比較して、レンズの長さが違うことがおわかりいただけるでしょうか。schacht の製品は、押しなべて、ライカ用のレンズの方が写りが良かったりします。
一本だけ、m42が混ざっていますので、いずれは、exaktaに統一したいと思っています。
さて、背後に色々と関係のないものが写っていますけど、蛇足ながらちょっと説明を。
数年前、スコットランドのスペイ川(River Spey)にアトランティック・サーモンを釣りに行きました。ただの観光旅行でも、釣り道具を携えてゆくと、物見遊山が「遠征」あるいは「冒険」になるのが面白いところです。結果は……、聞かないでください!
ガイドの二人(グラントさんに、サンディーさん)に、家内と一緒に丸一日指導してもらったのですが、その時に聞いた、このあたりの美味しいウィスキーは? という問いに対して、サンディーさんは、「俺はビールが好きなんだけど、このBalbenieはなかなかいいよ」ということだったので、その夜皆でいったパブで試してみたら、美味しい! スペイサイドではないようですが。
日本の店頭ではあまり見ませんが、アマゾンで発見したので、早速手に入れた次第です。
ちなみに、右奥のフライは、その時活躍した(実は「しなかった」)サーモン・フライと、ウェット・フライです。フライ・リールは、定番のハウス・オヴ・ハーディ社のマーキスです。サーモンには、ちょっと非力だったでしょうか。
スコットランドは、いろいろゆかりがあって、もう一度行きたいところです。
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schacht の、ulm時代のタイプ I のレンズです。左から、Travegon 35/f3.5(Exakta) 、Travenar 135/f3.5(LTM) 、R Travegar 105/f3.5(Exakta) です。Travegar は、ベローズ用のレンズです。
実は、この時期のレンズは、あまり出物がありません。銀鏡胴に黒枠の先端部、あるいは黒いプリセットのレバーがついたExakta のものを探しているのですが、まあ、ゆっくりと探します。
背後に、ラフロイグが写っていますが、これは、実はバルヴェニーが出たついでにいれたもので、アル中だと思われても嫌なので、説明は後でしますね。
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これは、ulmの II 型、III 型のレンズたち。市場に出回っているのは、大抵はこの時期のものですね。
左から、スパイ・カメラと呼ばれたEDIXA 16。レンズは、Travegar 25/f2.8 が付いています。その上は、S-Travegon 35/f2.8(Exakta)、その右が、S-Travelon 50/f1.8(Exakta)。その下が、Travenar 35/f3.5(Exakta)。このレンズは、未使用品です。
三列目の上が、EM-Travenar 90/f2.8(M42)。その下が、Travegar 100/3.5。このTravegar シリーズは、トリプレットで、シャープな写りで大好きです。
その右上が、M-Travenar 50/f2.8(Exakta)。その右下が、EDIXA-Travenar 50/f2.8(M42)。その右上が、Travenar 90/f2.8(LTM)。これも、未使用品です。
こう見ても、90㎜のTravenar は、マウントごとに長さが大幅に違います。さて、写りは……。すみません。まだ、試写していません。
さて、schacht が映画上映用レンズに特化するまでのレンズは、大方そろったような感じもしますけど、今後はどうしましょう。まあ、手持ちのレンズを全部試写してからのお話ですね。
さて、レンズの後ろに、控えめに佇んでいるのは、パイプ・タバコです。McClelland 社の Bombay Court ですが、トルコ葉、ラタキア葉が豊富に入っているので、僕のお気に入りです。高いけど。数年前まで、ハンド・メイドのパイプに「憑りつかれて」いた時期があり、かなり散財してしまいました。
例えば、これ。
Peter Metzler の最高グレードのコブラ。引退したら火を入れようと思っていたら、奥深くにしまい込んだらしく、今日は出てきませんでした。
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